旧世界とは、フランス、イタリア、スペイン、ポルトガル、ドイツ、オーストリアなど、ヨーロッパの伝統的なワイン生産国を指します。長い歴史を持つこれらの地域では「テロワール(土壌・気候・風土)」を最も重視し、
ラベルにはブドウ品種ではなく産地名が記載されることが多く、土地の個性と伝統を強調します。
新世界とは、19世紀以降に発展したワイン産地—オーストラリア、ニュージーランド、アメリカ、チリ、アルゼンチン、南アフリカなどを指します。ヨーロッパから伝わった技術を基盤にしながらも、自由で革新的な精神が息づいています。果実の熟度と消費者の嗜好を重視し、最新技術で品質を安定させるのが特徴です。ラベルには品種やヴィンテージが明記され、初心者にもわかりやすい構成になっています。
旧世界の造り手は「自然に語らせる」ことを理想とします。できるだけ人の手を加えず、土地の個性をそのままワインに映すのです。その結果、繊細で酸味が高く、優雅でバランスのとれた味わいが生まれます。熟成を経てこそ真価を発揮する、時間と共に深まる味わいです。
一方、新世界のワインは「果実の力強さ」を表現します。温暖な気候でよく熟したブドウから生まれる果実味豊かなワインは、アルコール度数が高く、香りが華やかで、すぐに楽しめる親しみやすいスタイルです。
旧世界ワインは控えめで上品、酸味が鮮やかで、土壌やハーブ、ミネラルの香りが感じられます。一口ごとにその土地の物語を語りかけてくるようです。
新世界ワインは果実の魅力が前面に出ます。オーストラリアのシラーズが持つブラックベリーとスパイス、チリのカベルネの豊かな甘み、アメリカのシャルドネのバター香など、どれもエネルギッシュで魅力的です。
自然の恵みと科学的精度を融合させたのがオーストラリアワイン。
バロッサ・ヴァレーのシラーズ:濃厚で滑らかな味わい。
マーガレット・リバーのカベルネ・ソーヴィニヨン:力強く、熟成に向く。
アデレード・ヒルズのシャルドネ:果実味とミネラルの絶妙な調和。
職人の情熱と最新技術の融合が、オーストラリアを世界的なワイン大国へと押し上げました。
繊細で酸味があり、時間をかけて楽しむ上品なワインが好きなら旧世界。果実味が豊かで、滑らかで華やかな香りが好みなら新世界、特にオーストラリアのワインがおすすめです。どちらが優れているかではなく、どちらがあなたの心に響くか。ワインとは、世界と自分をつなぐ「もうひとつの言語」なのです。

信義の青梅と台湾高山茶を融合し、天神の水と南投米焼酎で仕上げた熟成梅酒。香りは繊細、口当たりはなめらかで、酸味と甘味の調和が美しい。

台湾紅玉紅茶(台茶18号)と信義の青梅を熟成させ、蜜のような香りと果実の酸味、ほのかなスモーキーさを融合。酸味と甘味のバランスが絶妙で、香りは繊細、余韻は長く優雅。